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2008年01月15日

知られざるら致・監禁の現実 ロイヤルコーポ505号室 Part6

<6>家族からの責め苦
 
脱会者に会う前の出来事については、断片的な記憶が続く。私自身気が狂いそうな心境だったので、記憶が定かでない。
 何度か「家族会議」と称して、家族や親族、父の知人が集まっては統一教会のことを非難する。私が怒りをこらえて何か答える。そのたび、入れ替わり立ち替わり攻撃され、話の腰を折られる。我慢しきれず爆発する。言い合いをする。さらに周りから誰かが割り込んでくる。そのうち疲れて休む。これが繰り返された。
 話の最後は必ず、このままでは収拾がつかないから、こういう問題に詳しい元統一教会の人にでも来てもらおう、という方向に強引に話を持って行こうとする。私はその場で、そのやり口に非常にいやらしいものを感じて、「どうして家族以外の人間を呼ぶ必要があるの!」と抗議した。
 他の帰還者に聞いたところでは、監禁に入ってからは、まず、家族全員が協力して責めたて、本人にOKと言わせてから脱会者らが登場し、次に牧師が来ることになっているらしい。建て前だけでも本人の希望で会った、ということにしようとするのである。
 なぜなら反対派も、本人が信仰を失わなかった場合が恐いのである。第三者でありながら監禁を教唆したという証拠が残るとまずいのである。


 私は、家族にはそんないやらしいやり口を真似てほしくなかった。
 私が「せめて話し合うなら、こちらサイドの人も呼んでください」と言うと、兄が「そういうわけにはいかない」と答える。「じゃあ、私の職場の上司を呼んでください。あるいは私がここにいる間、あなた達のうち誰かが原理研究会へ行って、本当に反対派の言うことが正しいのかどうか、確かめるぐらいできるでしょうに」と言うと兄が「恐いからダメだ」と答えた。「じゃあ、世界平和教授アカデミーの人なら呼べるでしょう。東大や筑波大に統一教会に対して理解を示す教授方がいるから、その人たちに話を聞こう」と言ったが、それもだめだと言われた。私がさらに「結局、知らせられないというのは、自分が後ろめたいからでしょう」と言うと、また兄が「だって、電話するだけで、逆探知される」と答えた。本当にそう信じ込んでいるらしかった。
 話が向こうに不利になってくると、今度は妹が「お兄ちゃんの目はマインドコントロールされた目だ。お兄ちゃんは物事をまともに考えることができないのよ」と割り込んできた。「違うのよ!違うの。どうしてお兄ちゃんは周囲の真心がわからないの」と感情的に言葉をぶつけて来た。
 私が「これは、人権侵害だ。正当な扱いを要求します」と抗議を続けると、今度は隣の部屋にいた父の知り合いが「ヒデオくん、さっきから聞いていたが、どうして家族の言うことを真剣に聞こうとしないのかね」と割り込んできた。「あなたはどこの何者ですか」と聞くと「私は川嶋の家に昔から関係のある者だ」と言う。「他人が割り込まないで下さい」と言ったが、構わず統一教会への批判をぶつけて来た。この人も共産党員らしい。私は、こんな状況でなんという勝手なことを言うのか、と怒りをこらえ切れず、「あなたは今割り込んでいるじゃないですか!関係ないと言いつつ、割り込んでるのはあなただ!あなたは何様ですか!」と叫んで机を叩いた。すると周囲が一斉にワーッと言葉をぶつけてきた。私はもう言い返す気力もなく、「もう寝る!」と宣言して布団に入った。
 何度かこういった場面が繰り返された。
 その間、私の心の中では、あまりの理不尽さに怒りが込み上げる、それを歯を喰いしばって押さえる、という作業が耐えず繰り返された。とても眠るどころではなかった。自分の精神が異常な状態になって来ているのは分かっていたが、この環境ではどうしようもなかった。
 そのうち、怒りと睡眠不足がこうじて、考える力が麻痺してきた。頭に真綿が詰められたような感覚になった。とにかく一人にしてほしかったが、片時も許されなかった。
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