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2008年01月18日

知られざるら致・監禁の現実 ロイヤルコーポ505号室 Part9

<9>強制改宗の「カリキュラム」
 
監禁から十日ぐらいたつと、様々な脱会者がやって来て、私と話すようになった。
 反対派の改宗作業には、これの次はこれをやる、という「カリキュラム」が確立されているらしかった。例えば、ある時脱会者に「今、何をやっているんですか」と聞かれて、「○○のビデオを見ています」と答えると、「ああ、もうそこまで進んでいるんですね。早かったですね」といった言葉が返ってきた。
 後で帰還者に聞いたところでは、脱会者たちはマンションを訪問した後、反対牧師を中心にミーティングを開き、本人の「進行状況」を報告しているということだ。

 最初の頃は、女性の脱会者が何人か来た。彼女らは、口々に「あなたは氏族メシヤでしょう。だったら、堂々と氏族を説得して、出て行けばいいのよ」「これも神の与えた環境なのだから、逃げるのは信仰者として間違っている」などと言って、焚き付けてきた。彼女たち自身も、同じことを言われ、「確かにその通りだ」「家族にここまでさせて悪いなぁ」という思いから、周囲に対して内面の深い世界を打ち明けるようになった、と述懐していた。これも反対派の引いたラインなのだろう。
 
さらに数日後、元統一教会員のSさん、Kさんという二人の男性がやって来た。二人とも、脱会者の中でかなり中心的なメンバーらしかった。
 Sさんは、三十才前後で、不機嫌そうな顔付きをしていた。気が強い性格らしく、言葉遣いも相手にぶつけるような感じで、なんとなくガキ大将を連想させられた。ただ、他の脱会者の話によれば、Sさんは面倒見も良い性格らしく、新しい脱会者のバイトの世話をしたり、いろいろな相談にのったりしているようだった。
 Sさんが「閉じこめられて、家族に対して怒っているでしょう」と聞いてきたので「まあ、そうですね」と答えると、「でも、家族が君のことを心配しているのは事実だ」と、一言ひとこと区切るようにして言ってきた。私が「まあ、それは事実ですが」と答えると、Sさんは「だったら、こんなに真剣なのだから、応えてあげるべきじゃないですか」と言って、自分の体験談を始めた。
 Sさんは、自分が統一教会で献身的に歩んでいたメンバーだったこと、監禁されてから、十二日断食をした後、醤油を一気飲みしたが、外へは出してくれなかったこと、今は親に感謝していること、などを話してきた。しかし、Sさんの話は、自分がどんなに一生懸命だったかということに留まっていて、統一教会の何が間違っていると思ったのかについては、何も聞けなかった。私はこのようなSさんの話の運び方に、独善的なものを感じさせられた。
 Sさんはさらに、「原理は間違っています。川嶋君が何をやろうが勝手ですが、まちがっていることをやるのは、時間の無駄だと思います」と言ってきた。しかし、彼は、具体的に原理のどこが間違っているのかについても、一言も触れなかった。
 Kさんは、年齢は三五才前後で、度の強い眼鏡をかけていた。理論肌で、真面目な人であるという印象を受けた。以前、原理講師をやっていたことがある、とのことだった。
 Kさんは「原理なんて嘘っぱちだ」と言い、「原理講論は逆から読めば良く分かる」という話をしてきた。Kさんによれば、まず最初に「メシヤ」になりたい一人の男がいた、そして多くの人々をだまし、搾取するという目的のために必要な内容を揃えて行き、最後に聖書の引用をちりばめて、統一原理が出来上がったのだ、と言うのである。反対派は、こうした類の話を聞かせては本人を不安にさせ、教会や原理への不信感をあおっていくのである。
 また、Kさんは「統一教会の人間は、ヘブライ語が読めないのだ。浅見定雄氏は、いつでも公開討論をすると言っているのに、統一教会は逃げ回ってばかりいるじゃないか」とも言ってきた。しかし私は、以前統一教会からアンドリュー・ウィルソン氏が浅見氏に公開討論を申し込んだところ、浅見氏は「理論的な討論をやっても、決着がつくはずがない」と言って討論に応じなかった、ということを、帰ってきてから知った。
 
反対派はこのように、本人が知らない部分では嘘も辞さないのである。元原理講師が、要所要所でこうした権威的なことを言うだけで、説得には大きな効果があがっていると思われる。

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