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2007年12月13日

知られざるら致・監禁の現実 ロイヤルコーポ505号室

中和新聞 1996年4月1日〜1997年7月まで30回連載

知られざるら致・監禁の現実 ロイヤルコーポ505号室
(川嶋英雄さんの体験レポート)

多くの教会員がら致・監禁によって強制改宗を余儀なくされています。新連載
はJ-CARPの川嶋英雄さんの実体験のレポートです。

<1> 監禁開始
 九五年六月一〇日、私は帰省先のマンションで夕食を取っていた。そこにいきなり、親戚のおじさんが「私はどうしたらいいんだろう」といった顔で部屋をのぞき込んだ。家に親戚が来ること自体珍しい。また、チャイムを鳴らさず家に入って来るのはおかしい。「監禁だ」、そう悟って心臓が凍る思いがした。
 
 今回の帰省は、父親が退職して人生の再出発をするために、家族全員が集まってお祝いをする、という名目だった。その半年前の正月に帰省した時、今回の帰省の約束をさせられた。監禁の可能性も考えたが、私の家庭はすでに母親が死別していたし(現在の母は後妻でほとんど面識がない)、うちの親がいやしくも成人である私に対してそんな仕打ちはしないだろうと思っていた。しかし認識が甘かったことを思い知らされた。
 
 いつのまにか周囲は親族らしき人が取り囲んでいる。多恵子さん(継母)がぎこちなく言う。「あなたの信じている統一原理を聞きたいので、こことは別に場所を用意しました。これから一緒に来て下さい」
 「一体、どこへ連れて行くつもりですか」と私が聞くと、
「……。それは、言えない」と、ニラミ付けるようにして継母が答える。彼女はクリスチャンであり、統一教会に対して相当敵意を抱いているようである。
「どうして場所を言えないんですか」「……。それも、言えない」
「一度、原理研究会に連絡して事情を伝えさせてください」
「さっき連絡したでしょう。どうしていちいち連絡しないといけないの」
「あれは仕事内容についてです。連絡する権利もないんですか」
「今はダメです」
「いつまでですか」「あなたが間違いに気づくまで」
「説得するならするで、自由な環境で一週間だけとか、こちらの納得のいく形にして下さい」「こうしないと、話し合えないのよ」
「そんな勝手なことをして、どうやって今後の僕の人生に対して責任をとるんですか」「こうすることが、あなたの人生に対して責任をとることになるの」
「僕は嫌です。拒否します」……周囲は無言で見ていたが、見知らぬ青年から「彼は時間稼ぎをしようとしていますね。そろそろ行きましょう」と冷たい声が上がる。「一体あなたは誰ですか」「キミは知らないかも知れないけど、一応親戚にあたります」。……多分親戚なのだろうが、私はこれ以前もこれ以後も、この青年に会った覚えがない。脇を抱えられる。「何ですかこの手は」「いや、一応失礼します」。無理矢理連れだされる。

 マンションを出るとき、丁度帰って来た主婦らしき人が、異様な風景に出くわして立ちすくむ。「あきらかに監禁じゃないですか。どうして監禁するんですか。やめて下さい」「監禁じゃないよお。話し合うだけだからねえ。」という、私と継母のやりとりを聞いて、どうするか判断に苦しんでいる様である。結局私が連れられて行くのを見送る。
 
 エレベーターへ乗る時、私を奥に乗せてから約十人が乗り込んできた。車に乗った途端、物陰からさらにトランシーバーをもった数名が乗り込んで来た。ここまで整然と行動できるというのは、親戚以外の何者かにいろいろなレクチャーを受け、事前にシュミレーションを行なっていたとしか考えられない。
 
 こうして長い長い四ヶ月が始まった。この四ヶ月間の出来事を全て書くには、数冊の本が必要ではないか、と思う。それくらい多くのものを見聞きした気がする。
タグ:拉致 監禁
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