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2007年12月21日

知られざるら致・監禁の現実 ロイヤルコーポ505号室 Part3

<3>監禁現場での生活
 
 最初に監禁されたのは、新潟、新津市のロイヤルコーポ五〇五号室である。
 和室が二つに、食堂兼台所、トイレ、バスルーム。部屋の感じは少し古目で、質素な旅館といった雰囲気である。家具はテーブルぐらいで、ほとんどない。ゴミもほとんどでない。掃除機がなく、転がすタイプの紙のゴミ取りを使う。
 空気は少しカビ臭い。換気ができず、息がつまって咳き込む。こんなに長い間換気なしで、よくも酸素欠乏にならないものだ、と感心した。湿気がこもるので毎日除湿機を回す。布団は全員の分だと押し入れに入りきらず、畳んで部屋の隅に積む。日干しができないので、だんだん湿って行く。
 
 ライフスタイルは夜の間ずっと起きていて、朝寝て昼起きる形になった。そうする方がまだ精神的に楽なのである。何と言っても外とは隔絶された環境であり、夜寝て朝起きるのが健康、という常識は通用しない。最初は無理に夜寝ようとしていたが、寝ていても逃げ出す夢、追いかけられる夢、自分が離れる夢などに苛まれる。結局夜の間緊張してずっと起きていて、朝、スズメの声が聞こえて、部屋が明るくなってくると、ホッとして疲労と共に寝る形になる。
 
 マンション内で私が行動を許されるのは、トイレ・風呂を除き三部屋だけである。後で聞いたところでは、広さとしてはこれでもまだマシな方で、この半分ぐらいの場所で監禁されていた人もいるとのことだった。常時いるのは、父、継母、妹、兄夫婦である。さらに、出入り禁止の「控え室」に二、三名ずつ、親戚や父の職場仲間が交替で泊まり込む。
 
 マンションの表のドアはチェーンをたわめて南京錠をかけ、開けられなくしてある。窓は障子戸を閉めてカーテンが閉め切ってあり、開けようとして近づこうとすると、兄が「ダメだ」と追い返す。私が「どうして」と聞くと、父が「ヒデオが気が狂って飛び出すからだ」と答える。後で確認したが、窓は外から見ても分からないように改造して、特殊なカギを取付け、固定してある(ドイツ製のカギだそうだ)。
 
 流し台の開き戸が自転車用のチェーンロックで開かないようにしてある。
 私が「これは何のつもり」と聞くと、兄が「ああ……マニュアル通り」 と答えた。兄は、監禁に対して最後まで反対していたらしく、あまり隠し事をしようとはしない。父が「そんなマニュアルなんてない」とうそぶく。いきなり、隣の部屋にいた妹がガラリと襖を開け、「お兄ちゃんが不本意に人を傷つけるといけないからよ。愛の現れなのよ」と言う。「お兄ちゃんは、どうして人のことばかり勘繰るの。食事中だってちゃんと話をしようとしないじゃない。みんな心配してるのに……」と言葉を続ける。「こんな環境に無理矢理押し込めておいて、なんという勝手なことを言いだすのか」と思ったが、ぐっと耐える。
 
 食事はプラスチック容器で出される。私が「何でプラスチックなの」と聞くと、父が「ヒデオが投げつけるといけないからだ」と答える。また怒りをこらえる。毎回、食事が出されるたびにクツジョクをこらえつつ、狂人扱いの象徴であるプラスチック容器をつっ突く。要するに、精神病院の隔離室そのものである。
 
 監禁現場には男性がいつも二、三人居なければならないことになっている。やって来るのは総勢二十〜三十人で、毎日ローテーションを組んで、いろいろな人がやって来る。「なぜ男性がいなければならないのか」と家族に聞いたら、「私ときちんと話ができるだけのしっかりした人が必要だから」という答えが返って来た。話合いをするだけなのに、男性も女性も関係ないと思う。本音は、私が暴れだした時、取り押さえるためである。
 
 監禁現場にやって来るのは、親戚や父の知人などである。私はやって来た父の知人のほとんどに、面識がなかった。本来は、監禁に親戚以外の者が加わるのは法律上、好ましくない。しかし父が親戚に監禁に加わるように頼みに行っても、必要な人数が揃わなかったので、職場関係の知人にも頼んだのだそうだ。
 
 もともと父は共産党活動を三〇年やっており、父の知人はすべてその関係である。共に労働組合などで運動して来た仲間として、「救出」をしたいという父の頼みにもこころよく応じた、というところであろうか。
 
 親族や父の知人が入れ換わり立ち替わりやって来る。食事の場にも加わり、統一教会への嫌味ともつかない話をしたり、私に対する訓戒めいたことなどを言っては帰って行く。中には統一教会に対して「韓国中心主義」「ファシズム」など、露骨に敵意をぶつけて来る人も居る。

タグ:拉致 監禁
この記事へのコメント
鬱病を治した方々の体験を元に治療を行う
Posted by うつ病を克服した体験記 at 2007年12月29日 04:39
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